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四谷に文化の花を咲かそう

 東京都新宿区四谷地区は、江戸時代から寺社仏閣などの文化財・史跡が豊富な文化のあふれる地域です。

しかし、一方近年、都心の各地と同様に地域住民の少子化が進み、四谷地区の小中学校はそれぞれ統廃合され、中学校1、小学校3の現状にあります。最近になって、マンションが林立するようになり、なんと四谷小学校は教室が不足するという異常事態にもなっています。

 およそ16年前、廃校になった新宿区立四谷第四小学校の後校舎に、「よつやひろば」が誕生しました。ひろばは広く地域住民に開かれた文化活動の拠点として展開してきました。

 ひろばは、地域住民が自主管理する「四谷ひろば」(主に部屋貸し)と、二つのNPO法人「市民の芸術活動推進委員会」「芸術と遊び創造協会」の3団体の共同運営で成り立っています。

 四谷ひろば(サロン・ドゥ・よつや)と市民の芸術活動推進委員会が共同で、四谷地区の文化振興の一翼を担うべく、第4回「四谷アートフェスティバル」を展開することになりました。

 アートは創造する主体のアーティストだけでなく、鑑賞者(地域住民)をも動員する、優れた創造的な文化活動です。アートが街中にあふれ、多くの参観者が訪れることを期待します。フェスティバルの名のごとく、新たな人々の交流によって賑わい、地域が文化の花を咲かせ、文化の薫る風情が新たな町を創造します。

 第2回展では、(株)東京堂より造花のパーツを提供いただきました。これを地域住民に一人一人に手作りで、1000本の造花花が完成し、ひろば玄関付近に展示しました。

 第3回展では、東京リボン(株)よりリボンを提供いただき、リボンフラワーを1000個制作していただき、ランプ坂ギャラリーに展示しました。

​ 第4回展では、再び東京堂の造花パーツで花を地域住民に制作していただく予定です。

 

​                         ​四谷アートフェスティバル実行委員長  鈴石弘之

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